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2015年

6月24日(水)曇 阪神タイガースが奇跡の首位
セ・パ交流戦が終わったが、阪神タイガースは1分けを挟んで4連勝と調子がよい。一時は首位横浜DeNAベイスターズに7ゲイム差と引き離されていたが、34勝33敗1分で読売ジャイアンツを抜いて1ゲイム差で首位に立った。不思議なのは、得点、失点、本塁打、盗塁、打率、防御率がすべてリーグ・ワースト(両リーグ・ワースト2位の失点と防御率を除き両リーグ・ワースト)で、得失点差-72は両リーグ・ワースト2位の東北楽天ゴールデンイーグルスの-26と比べてマイナス幅が約3倍となっていながら、この位置をキープしていることだ。監督の手腕の賜なのであろうか。接戦に強い一方、時々大敗することが影響しているようだ。勝ちゲイムで主力打者を守備要員に交代させて小差を守き切ろうとする防御的作戦、同じく小差を守り切ることのできる一線級救援投手陣の存在、負けゲイムでそれ以上引き離されないようにすることのできる二線級救援投手陣の不在が関係しているかもしれない。

また、セントラル・リーグは、6月23日に勝ち越し球団がなくなるとともに、最下位広島東洋カープと2.5ゲイム差内に全球団が収まることになったが、これらは、開幕直後を除いて史上初のことであったようだ。阪神タイガースは、投打の低迷が続くようだと先行きの見通しは明るくないが、復調を期待したい。

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